老化対策にリンの成分量が低くお財布にやさしいキャットフード

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リンについて

栄養成分のひとつの「リン」については昔から度々話題になってネットニュースでも見かけていました。

リンの摂取量が不足していると、呼吸不全・心不全・骨軟化症などがおきやすくなり、摂取量が多いと老化が加速するという情報です。

 

動物実験での内容

遺伝子操作をしている中で、腎臓の中の遺伝子が破損してリンを調節できなくなってしまったマウスが偶然生まれました。

そのマウスは血液中のリンの濃度が通常のマウスの2倍程増加している状況だったとの事です。

普通のマウスは2年半ほど生存します。

しかしリンの濃度が上がったマウスは老化が加速して約2カ月半ほどの寿命だったという実験結果があります。

 

このことより、リンの大量摂取は老化を加速させると考えられるようになりました。

ですが、まだリンについての影響は現在も調査中のようです。

 

腎臓の役割

基本的に腎臓の機能が低下すると人間でも動物でも老化は加速すると考えられており、腎臓は血液中のリンの濃度を調節しています。

 

血液中のリンの濃度が増加すると、骨粗しょう症や血管の中で石灰化という現象が起こり全身の血管が硬くなる動脈硬化になる可能性があります。

 

人間のリン摂取基準

リンの成分は肉類・魚類・乳製品・大豆・レトルト食品・加工食品・食品添加物・炭酸飲料などさまざまな食材に含まれており人間の場合は不足する事は余りないと言われています。

 

1日の食事での摂取基準は、18歳以上の男性の場合1,000mg、女性の場合は800mgとなっています。

 

キャットフードのリンの成分比率

猫など自宅で飼っているペットは、ドライフードを与えている場合が多いので、ほとんどがフードの栄養成分を受けやすくなっています。

リンとカルシウムの比率は、1:1.2程度が最適だと考えられており、リンが多いと骨からカルシウムが出て行き骨が弱くなります。

わが家の猫は12歳となり腎機能の低下を抑える為にもリンの成分を少なくしたフートを選びたいと思います。

 

AAFCOによる養分基準の最小量

AAFCO(全米飼料検査官協会)によるキャットフード100g中における必要なリンとカルシウムの栄養成分量になります。

リンはエネルギー代謝や脂質代謝などにも必要な栄養素なので最低限の量は必要としているようです。

養分成長・繁殖期維持期
リン0.8g0.5g
カルシウム1.0g0.6g

もうほぼ1日中、寝てばかりなので維持期を通り越している気もしますが、リンは出来るだけ少ない0.5g前後のフードを探してみます。

 

キャットフード別、リンとカルシウム成分量

一部の商品での参考数値となり、まだリンの数値が低いフードもあるかと思われます。

ブランド名商品名リン(%)カルシウム(%)
カナガン全ライフステージ1.11.58
モグニャンオールステージ対応1.11.3
ジャガー1.71.7
オリジンキトゥン1.11.4
ファインペッツ0.680.7
アニモンダインテグラ プロテクト0.45以上0.65以下
ヤラー成猫用0.71.04
ソリッドゴールドインディゴムーン1.01.5
アーテミスフレッシュミックス0.91.0
ファーストチョイス成猫用1.01.44
サイエンスダイエットシニアプラス0.4以上0.5以上
ロータスアダルト1.251.61
boschザナベレアダルト1.051.15
ナチュラルチョイスアダルト0.5以上0.9以上
アズミラクラシックキャット0.8以上1.0以上
ピュリナワン成猫用1.11.3
ピュリナワングレインフリー白身魚0.91.0
ドクターズダイエット成猫用0.830.96
メディファス11歳から0.550.7
ロイヤルカナン腎臓サポート ドライ0.310.6
ねこ元気10歳頃から0.70.8
カルカン0.91.0
キャラットミックス0.6以上0.7以上

 

我が家の老猫用の新キャットフード候補

モグニャンは最高なのですが、高額なので経済的に我が家では無理ですよね~。

リンとカルシウムの比率を考慮すると金額的にもお手頃な、サイエンスダイエットのシニアプラスが一歩リードですね。

尚、マグネシウムの成分を過剰摂取すると結石の原因となり、ビタミンAの成分を過剰摂取すると肝障害の原因となるといわれています。

 

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