1カ月程前、水道の蛇口からポタポタと水漏れした時に、水道器具の内部のコマを掃除しました。
それから、今まで、水漏れが改善されております。
蛇口から水漏れしている場合は、コマを歯ブラシなどで掃除をするとなおる可能性があるので試してみるのをお勧めします。
コマを掃除する場合、水道の元栓を閉める前に、掃除用に水を用意しておくと便利です。
尚、10年程使用していると、コマにもサビが出てきています。
それらの、ゴミを歯ブラシなどで取り除く事で、水漏れが改善されるようです。
わが家の蛇口の部品は、ノンライジング型となっており、近所のホームセンターでは売っていませんでした。
しかも、調べるともう蛇口の器具本体は廃番となっていました。
正規品の部品交換の場合
蛇口から水がポタポタ漏れる場合には、コマという部品を交換するようになりますが、蛇口の種類によってコマの形状が変わっているようです。
TH738:開閉バルブ部(ノンライジング型)
わが家の水道の蛇口はTOTOの製品で、内部に品番がTH738の部品を使用しています。
水漏れ修理をする場合は、右の画像のコマ(品番:THY222-6)を交換します。
このコマを上下に稼働させて、水の流れを止める役割をするのが、左の画像のスピンドル(開閉バルブ)ノンライジング型(品番:TH738)となっており、これを注文した場合は、コマ(THY222-6)とセットになっております。
コマ交換前には水道の元栓を必ず閉めて、水が止まっているか水道の蛇口を開けて確認します。
その後、①~⑤の順に部品を取り外してコマを交換します。
ハンドル部分から水漏れしている場合などは、バルブ本体の交換も検討したほうがよいかもしれません。
コマのみ交換ができるので、ある程度費用が安くなります。
TH738の部品を利用している器具の品番
蛇口品番 | 商品名 | 備考 |
T20A | 壁付2ハンドル混合水栓 | |
T20A1 | 壁付2ハンドル20 | 廃番 |
T20AB | 壁付2ハンドル13 | 廃番 |
T20B | 壁付2ハンドル混合水栓 | |
T20B1 | 壁付2ハンドル20 | 廃番 |
T20BB | 壁付2ハンドル13 | 廃番 |
TKG20B | 壁付2ハンドル13 | 廃番 |
TKG20B1 | 壁付2ハンドル13 | 廃番 |
TKG20B2 | 壁付2ハンドル13 | 廃番 |
TKG23A | 台付ハンドル13 | 廃番 |
TKJ20AA | 壁付2ハンドル13 | 廃番 |
TKJ20AR | 壁付ツーハンドル湯水混合水栓13 | 廃番 |
TKJ20BA | 壁付2ハンドル13 | 廃番 |
TKJ20BR | 壁付ツーハンドル湯水混合水栓13 | 廃番 |
TKJ23R | 台付ハンドル13 | 廃番 |
TLS21 | 台付2ハンドル13 | 廃番 |
TMG20A | 壁付2ハンドル混合水栓 | 廃番 |
TMJ20AA | 壁付2ハンドル13 | 廃番 |
TMJ20AR | 壁付ツーハンドル湯水混合水栓13 | 廃番 |
TMS24C | 壁付2ハンドル混合水栓 | |
TMS25C | 壁付2ハンドル混合水栓 | |
TMS25C1 | 壁付ツーハンドル湯水混合水栓13 | 廃番 |
TMS26C | 壁付2ハンドル混合水栓 | |
TMS26C2 | 台付2ハンドル湯水混合水栓13 | 廃番 |
TMS26C2N | 台付2ハンドル13 | 廃番 |
TMS26C2R | 台付2ハンドル13 | 廃番 |
TMS26C2S | TMS26C2S | 廃番 |
TMY10 | 壁付2ハンドル混合水栓 |
品番は、シールなどが蛇口に貼られています。
カクダイ9072で交換
ホームセンターなどでよく見かける部品で、KAKUDAIの9072、水道用ゴムつきケレップ(呼13用)になります。
左が正規品、右が9072の部品です。
ゴムの部分のサイズは同じで、裏のピンの長さもほぼ同じ長さです。
違っているのは、ゴムの厚みとゴムの下地の金物の形状だけです。
段ボールにピンの部分を突き刺している為見えませんが、下側にちゃんと同じ長さと太さのピンが付いています。
蛇口の断面はこのような感じになります。
水漏れ防止のシールテープは100均でも売っています。ハンドル部分から水が漏れてくるようであれば、数回巻きます。
わが家の蛇口の品番「TKJ20BA」にカクダイの9072に交換してみました。
ピンの太さも同じなので、垂直に動いているようです。その為、現状は問題なく水を止める事ができています。
TH737とTH738の違い
わが家の蛇口の部品で、もうひとつTH737の型番のものがあります。
一緒に発注してみました。
見た目はTH738とまったく同じです。
なにが、違うのでしょうか?
上がTH737、下がTH738になります。
違っている所は、TH737は先端のコマにあたる部分が、本体と一体化しています。
TH737はハンドルを回した分だけ、きれいに上下するようになっているようです。
その為、水漏れした場合は、コマだけの交換はできずに、バルブ本体ごと交換するようになります。
100均のレンチ
今回100均で購入したものです。
車やバイクなどを持っている方は持っていると思いますが、家庭でレンチを使う事はあまりないと思います。
購入する場合はフリーレンチなどを選ぶと1台で色々なサイズに対応できる他に、収納するのにもスペースを取らずに便利なようです。
まとめ
TH737やTH738などの開閉バルブの器具の交換手順とアドバイスです。
①ハンドルの上部にある色のついたキャップにくぼみ部分があるので、キリなどを刺してキャップを取り外します。
②キャップの中にビスが見えるので、プラスのドライバーを使ってビスを取り外します。
③反時計回りに回してバルブを取り外して交換します。
ちなみにこのバルブは非常に硬く閉められていました。
マッチョな水道工事の職人さんが専門工具を利用して思いっきり閉めたのでしょうかね。
そこで、レンチをバルブにセットして、レンチの反対側の握手部分の端をハンマーなどでトントンと軽く叩いて、テコの原理を利用してバルブを回転させて取り外しました。
最初のひと回しが大変ですが、がんばって反時計回りに「グッ」と回しましょう。
洗濯用壁付けの混合栓(TW20-1)の場合の開閉バルブはTH737のようですが、わかりやすい断面図があったので参考に載せておきます。
最初のひと回しが大変ですが、反時計回りに「グッ」と回して取り外します。
思い切りの勇気が必要になりそうですね。
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