猫は我慢強い生き物なので、具合が悪くても表に出さないので分かりにくいそうです。
我が家の猫さんは昔と変わらず今も元気ですが、12歳と高齢なので健康チェックをしようと思います。
猫の尿のpH濃度の基準値
一般的に言われているのが、健康な猫の尿のPH濃度は「6.2~6.6」程度となっています。
空腹時は酸性に近づき、食事をした後などはアルカリ性になりやすいなどの数値の変化があるので、あくまでも目安のようですね。
pH濃度は食べた餌の成分などでも影響を受けるので、フード選びも重要のようです。
膀胱内の尿の濃度がpH7.0以上のアルカリ性になるとストルバイト結晶ができやすくなり、pH6.6以下になるとストルバイト結晶が溶解します。
逆にpH濃度が6.0以下の酸性になるとシュウ酸カルシウムが結晶化しやすくなります。
7歳以上の高齢の猫はカルシウム由来のシュウ酸カルシウム結石ができやすくなるので、尿のpH濃度は6.0以上でややアルカリ性だとよいそうですね。
Hydrion(067)pH用紙ディスペンサー5.5-8.0
ロールPHチェッカー 4.5m 【4個まではメール便可能】 【92】
pH検査紙はいろいろと種類がありましたが、細かい数値まで測定できるのが、ロールpHチェッカーのHydrion(067)pH用紙ディスペンサーだけだったのでこれを選びました。
ネットで購入して、1週間ほどするとメール便でポストに投入されていましたよ。
最初に見た印象は・・・・「ちっさ!」
とてもコンパクトです。
アメリカの製品なのでパッケージに書かれている文字も英語で、検査紙をちぎって色の変化で判断するという簡単なやり方なので、日本語の説明書なども入っていませんでしたよ。
パッケージの英語を翻訳してみると、このように書かれていましたよ。
12歳オス猫のpH計測
さっそく12歳オス猫、現状全然元気、いつもどおり寝てばかりの尿のpH濃度を計測しようと思います。
尿の接取方法
我が家はシステムトイレなので、下にあるトレイの中の尿取りシートを外しておけば、簡単に尿が採取できます。
猫がおしっこをする時に、「お玉で直接すくう」とか「割りばしに検査紙を挟んで直接尿に当てる」などといったハードルの高さそうな作業をしなくて済みましたよ。
検査結果!
溜まっていた猫の尿にpH検査紙を浸して、色見本の横に置いて近い色を探します。
だいたい、pH6.7程度のようですね。
健康な猫の尿のPH濃度は「6.2~6.6」程度となっています。
我が家の猫の数値はややアルカリ性なので高齢の猫がなりやすいシュウ酸カルシウム結石の問題もなさそうです。
いや~、体の大きな雑種は元気ですね~。
pH7.0以上の数値になっていた場合は動物病院に連れていったほうがよさそですね。
水道水でも検査
水道水のpH値はどうなのかなと思って浸してみたのですが・・・・変化ありませんでした。
「ペットが飲む水道水(1):遊離残留塩素などの数値を調べてみました」
以前我が家の水道水のpH濃度を検査キットで調べた事があるのですが、その時は7.2程度でした。
通常なら濃い緑色に変化しなければいけないのですが、どうやらこのHydrion(067)pH用紙は水道水などのpH検査はできないようですね。
一応、Hydrion(067)pH用紙ディスペンサーのホームページで調べてみると、一般的に尿や唾液のテスト用に使用されている製品との事でした。
ちなみに1個$8.09円で販売されていましたよ。
尿などの限られたpH検査用なので、数値が5.5~8.0という細かい数値が分かるようになっていたようですね。
その他のpH検査方法
検査紙を利用する方法の他にも、pHの判断ができるものがありましたよ。
pH計測器
溶液に浸してpH濃度が分かる計測器は2000円程度~数万円の製品が販売されていましたが、数滴の尿の量で計測できるのか調べてから選んだほうがよさそうですね。
使用後に毎回洗うのもたいへんそうですね。
pHチェックできる猫砂
おしっこの成分の違いで、おしっこをすると砂の色が変化する猫砂で、色の違いで動物病院に連れていく判断材料になります。
混ぜて繰り返し利用できて、約1か月使用する事ができるようです。
ただ残念なことに、我が家はシステムトイレなので砂は利用できませんね。
まとめ
健康な猫の尿のPH濃度は「6.2~6.6」程度で、我が家の12歳の老猫さんのpH値6.7なので問題ないようですね。
我が家はシステムトイレだったので尿の採取がとても楽でした。
購入したロール式のpHチェッカーもまだまだ残りがあるので、マメにチェックしていこうと考えています。
今回購入したHydrion(067)pH用紙ディスペンサーは尿や唾液の検査用となっており、唾液といえば、口の中にいる虫歯菌は酸性の環境を好むようです。
猫の口の中はpH8程度のややアルカリ性なので虫歯菌が繁殖しにくくなっています。
これが猫が虫歯になりにくいと言われている理由のひとつだそうですよ。
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