猫は部屋の中で自分の好きな快適な温度の場所を探して寝ているようです。
一般的に暖かい空気は部屋の上のほうに向かい、冷たい空気は下のほうに流れます。
そして、窓付近も冷気が伝わりやすいので、寒い場所になります。
床付近は冷えやすい傾向にあるので、寒がりな猫は、キャットタワーの上のほうで寝ているのは、暖かい場所だとわかっているからのようです。
寝姿でその場所の温度がある程度分かるという統計
猫の種類や体型で違いはありますが、寝姿でその場所の温度があるていどわかるという統計があります。
尚、室内の湿度は静電気予防のためにも50%~60%を保つとよいとされています。
猫がいる場所の温度が15℃以下の場合、体温が逃げないように丸まって眠っています。
自分の尻尾で鼻の頭を覆って寝ている猫は、寝息で暖かさを保つことができるというプラス効果があるようです。
警戒している時なども、大事なお腹を見せないようにする為に丸くなって寝ています。
15℃~22℃の温度は猫に快適な温度になっています。
その為、前後の足をのばして寝たり、香箱座り で寝たりしています。
警戒心の強い猫などは、香箱座りなどで頭を高くした状態で、耳を動かして周りの状態を探知しているようです。
22℃以上の温度になると、お腹を見せて全身を伸ばして寝ている猫もいるようです。
ほとんど、飼い猫が見せる寝方で、完全に安心しきった寝姿になります。
ちなみに、暑くて安心できない場所で眠るときは、より高い場所に移動して眠りたいそうです。
猫の温度センサー
猫は毛に覆われている部分は熱などに鈍感ですが、皮膚が露出している鼻や肉球の部分は敏感となっています。
鼻の頭は敏感で、0.2℃の温度の違いを判別することが可能だといわれています。
この敏感な鼻を温度計のように利用しているので、夏は部屋の涼しい場所、冬は暖かい場所など、心地よい温度の場所を探す事ができるようです。
尚、食べ物の温度も鼻で測っているので、熱いものを口に入れなくても分かるようになっています。
食べ物を食べる前に臭いを嗅いでいるのは、熱くないか温度を測っている要素もあるようです。
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