セーターや毛布に穴が開いたなどの被害を聞いたことがありますが、わが家の猫は、ウール製品を噛んだり、ちぎったりする姿を見たことはありません。
ちなみに、毛布などに、足で踏み踏みする姿も見たことはありません。
その代わり、新聞紙や包装紙を嚙みちぎったり、ビニール袋を無心に舐めたりする姿は見たことはあります。
猫がウール製品を噛む理由
よく言われているのが、早期離乳による愛情不足が原因で、ウール製品を乳に見立てて吸っているうちに食べてしまっているのではないかという考えです。
繊維質の物が食べたいという欲求を満たすために、ウール製品を食べているのではないかともいわれています。
予防
誤食は腸閉塞や窒息などのトラブルの危険性があるので、予防が必要です。
猫の遊び相手となって、欲求を満たす事でウール製品などの誤食の予防になるといわれています。
噛みごたえのあるフードを与える方法や、1日中フードを食べられるようにして食の欲求を満たす方法で改善する事もあるようです。
食物繊維を求めているのではないかという事で、猫草を与えると有効であるともいわれています。
特定の布に執着する場合は、柑橘類などの猫が嫌がるにおいをあらかじめ付着させておくという方法もあります。
ウール以外に誤飲・誤食する可能性があるもの
針・輪ゴム・鈴・リボン・ひも・毛糸・ボタン・コイン・ビニール袋・ボタン電池など
興味本位で遊んでいるうちに猫が誤って食べないように、小物などは出しっぱなしにせず、片付ける必要があります。
もし、食べてしまったら
異物を飲み込んで詰まらせ、吐きたくても吐けないような場合は、すぐに動物病院に連れて行きます。
緊急時の場合は、濃いめの食塩水をスプーンで口の横から流し込むと異物を吐いてくれることもあるようです。
ひもなどを飲み込んで数日後に肛門からひもが出ている場合などは、引っ張って取り除くと、胃腸を傷つける可能性があるので、ハサミで短くカットして動物病院に連れていきます。
小さいもので、自然に便として排出されるとよいのですが、硬いものなど内臓を傷つけたり、詰まったりする場合があり、食事を摂らずに具合が悪そうにしている場合はすぐに動物病院に連れていきます。
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