危なそう=危険=ケガ=一大事、ということで、野生の動物が怪我をした場合どうするのでしょうか?
答えは、食事も撮らないで、ジッとして怪我をした場所の回復に専念するそうです。
そして、食事を食べないのには、ちゃんと理由があります。
体内酵素の働き
人間の場合、体の中には約3000種類以上の酵素が働いており、体内の酵素は消化酵素と代謝酵素の2つの種類に振り分けられます。
消化酵素は、食べた物を分解する役割があります。
唾液中のアミラーゼがデンプンを麦芽糖に分解したり、胃液中のペプシンはタンパク質をポリペプチドに分解します。
すい臓ではリパーゼが脂肪を脂肪酸とグリセリンに、ペプチターゼがペプチドをアミノ酸に分解し、腸液中のスクラーゼが砂糖をブドウ糖と果糖に分解します。
代謝酵素は、代謝に関わる酵素になります。
細かくされた栄養成分を腸の繊毛から吸収して内臓や筋肉などの組織へ運んだり、体にたまった毒素や老廃物を汗や尿の中に排出します。
又、白血球の働きを促進して免疫力の強化に役立ちます。
動物が怪我をして餌をあまり食べない理由
餌を食べると、消化酵素が必要になり、大量に餌を食べた場合には代謝酵素に振り分けられる分が消化酵素となってしまいます。
その為、あまり餌を食べないようにして体内の酵素を消化に使用せず、代謝酵素に振り分ける事で怪我の修復に大量の酵素を使用しています。
動物が怪我をして巣穴でジッと寝たように丸まっているのは、ちゃんと理由があったようです。
わが家の猫の怪我
わが家の成猫が子猫の遊び相手?面倒?を見ておられたのですが、
子猫があまりにも、とっぴな行動をするので、
ある日、子猫の爪が猫の目に傷をつけてしまいました。
その後、成猫はあまり餌も食べずに、猫ハウスの中にずっと丸まっていました。
トイレに行くときも、尻尾を足の間に挟んで身体の下に巻き込むようにして、ヨタヨタと歩いていました。
そして、動物病院に連れていきましたが、そのうちに治るだろうとの事でした。
薬もありませんでしたが、1カ月程で、回復した記憶があります。
あのときは、餌もあまり食べなかったので、心配しましたが、必死に怪我を治す事に専念していたようです。
人間の病気の時
人間が風邪をひいた時などは、免疫力を上げる代謝酵素を増加させる為に、消化酵素をあまり使用しないような消化の良い食事をする事が必要です。
そして、消化酵素は食材の成分でも摂る事ができ、キャベツ・イチゴ・納豆・味噌などの野菜や果物、発酵食品に多く含まれています。
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