猫の脚の裏の肉球:英語でPAD(パッド)
猫の肉球には名前がつけられています。
上部写真の番号順で名前を記載します。
- 指球(しきゅう)
- 拳球(しょうきゅう)
- 手根球(しゅこんきゅう)
- 趾球(しきゅう)
- 足底球(そくていきゅう)
肉球について
肉球はクッション性に優れているので、室内を静かに移動したり、高いところから音もなく安全に着地する事が可能となっています。
肉球部分には、わずかに汗腺があります。滑り止めの役割があるほか、縄張りを示す為のマーキングにも利用されています。
又、足場の状況を調べる感覚器の役目も持っています。
爪について
毛に覆われて見えにくいですが、写真の赤い↓の部分にも肉球があり親指部分になります。
よって、猫の前脚の指は5本で、後脚の指は4本になっており、爪の数も前脚に5本、後脚に4本となっています。
犬などは歩く時に爪が床に当たって音が出たりしますが、猫の爪は、必要な時だけ出す事ができるようになっています。その為、静かに歩く事が可能で、狩りなどに適しています。
爪は普段、指と指の間の皮膚に収まっていて、腱を上に引っ張ることで爪の出し入れをしています。
必殺技の後ろ脚キック
猫が獲物に噛みついた後に後ろ脚でバタバタ蹴ってくる事があります。
この後ろ脚から繰り出される強烈なネコキックは、猫の狩猟本能によるものと言われています。獲物を仕留めたあと、相手をつかれさせるのが目的のようです。
又、遊びたい時や不機嫌な時もキックをすることがあるようです。
ちなみに、ヒヨリさんにも何度かやられましたが、爪が出ていない為、肉球による程よいマッサージをうけている感じでした。
猫の歩き方
猫は、通常頭を上げて爪先立ちで、指骨部だけをつける指行性(シコウセイ)という忍び足のような歩き方をしています。
獲物を狩る時に、気づかれないように素早く近づき、ダッシュしたり急旋回したりするのにとても便利な歩き方のようです。
猫の利き手
イギリスで行われた研究で猫の利き手説があります。
オス猫は左の前脚が利き手・メス猫は右前脚が利き手の傾向があるそうです。
ただ、生後約6か月までは左右の前脚を同じように使うそうです。その後、生後1年程で利き手の傾向が出てくるといわれています。
おまけ
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