猫を二匹飼うと猫によって性格やしぐさの違いがある事に気が付きます。
例えば、人差し指ピンと立てて猫の顔を指さすようにゆっくりと顔面に近づけます。
ヒヨリさんオスの場合
まず近づいてきた私の手を左手で静止さすかのように抑えこみます。やや爪が立っていますね。
そして、やや顔を斜めにして、
「ガブリッ!」
噛まれます。本気です。
噛むと同時くらいに両手て指を挟みこむようにして、倒れこみます。
いったい何に見えていたのでしょうか? 猫じゃらし?
ニイニイさんメスの場合
近づいてきた指に対して、顔の鼻を近づけてクンクンと匂いを嗅ぎます。
かわいい。
きっとこれが、一般的な猫がする行動だと思います。いや、そうであって欲しい。
ヒヨリさん、間違っていますよ。
猫が備えられている素晴らしい能力の一つに嗅覚があります。
優れているのは、嗅ぎ取る能力ではなくて、嗅ぎ分ける能力だと言われています。
例えば、近くに外敵がいないか、食べても安全かどうかなどは、匂いを嗅ぎ分ける事で判断しているらしいです。
犬の場合は鼻で空気を吸いこんで鼻腔で情報などを判断します。その為、パグなどの鼻の短い犬よりもジャーマンシェパードなどの鼻の長い犬のほうが嗅覚が優れていると考えられています。
それと同じように猫も鼻腔が短いので空気を多く吸い込んで情報を分析する事が得意ではないので、自分の鼻を対象物に近づけて匂いを嗅いで判断しているようです。
ちなみに、鼻腔内で情報を判断する鼻の粘膜の細胞は、人間で千万個、猫で6千万個、ジャーマンシェパードで2億個あるといわれています。
又、猫の鼻は風向きや温度差を感知しやすくする為に適度に湿っています。それは、におい分子が湿ったものに吸着しやすいからといわれています。
そして、リラックスしている時や眠くなったりすると鼻が乾くとされています。見た目では良く解りませんが、鼻が乾いていると眠いというサインだと言われています。が、ほぼ寝ている猫ですので、意味のない情報のようですね。
初対面の猫同士が鼻をくっつけあって匂いを嗅いでいるのは、お互いの情報を判断し理解している作業のようです。
つまり、ニイニイさんにとって私の指は、未確認生物と判断されているのでしょうか。
まだ、仲間だと思われていないのでしょうか。
今後仲間だと判断された場合は、ヒヨリさんのように噛まれるのでしょうか?
最終的に私の指が、ねこじゃらしや餌というふうに判断されなければ良いのですが・・・。
コメント