テレビでブドウ園で飼われている犬が、飼い主さんからブドウをもらって食べている映像が流れていました。
「〇〇ちゃんは、飼い主さんからもらうブドウが大好きです」とナレーション付きでした。
猫では、ブドウは危険な食べ物のひとつとなっています。
猫がブドウを食べた場合、腎不全の原因になり、嘔吐や下痢、腹痛などの症状が出て、重症になると命を落とす可能性のあるといわれている果物です。
肉食の猫は、葉っぱなどの繊維を分解できる腸をもっていないので、ブドウの皮なども消化されずにそのまま出てくる?のではないかと思います。
猫は肉食ですが、犬は雑食なので、大丈夫なのでしょうか?
調べてみたところ、犬もブドウを食べると中毒症状をおこす可能性のある食べ物のようです。
犬の場合もブドウをたべると、腎臓の機能に障害をもたらし、命に関わる危険性があるようです。
ただ、全ての犬が中毒症状になるわけではなく、中毒症状を起こす犬は大抵ブドウを食べてから3時間後くらいに嘔吐するようです。その場合は、早めに病院に連れていったほうがよいそうです。
日本小動物獣医学会誌に記載されていた内容では、3歳オス体重2.5kgのマルチーズがブドウ約70gを食べたところ5時間後くらいで嘔吐が始まり、4日後に亡くなったとの事です。
ブドウのどの成分が腎臓にダメージをあたえているのかは、わかっていないようですが、ブドウやチョコレートを少々食べてもケロッとしている犬はよくいるそうです。
ブドウの皮には、大量のポリフェノールが含まれています。犬も猫も食べていけないものにチョコレートがあり、これにはカカオポリフェノールが含まれています。
もしかすると、ポリフェノールの成分が強烈で体に悪いのかもしれません。(個人的意見です)
という事は、ブドウの皮を食べなくて、ブドウの中身のみ食べるのは安全なのかもしれません。(あくまでも個人意見です)
とはいってもブドウを食べても平気な動物もいます。ブドウを食べる動物にハクビシン、テン、アライグマなどがいます。
ブドウ農家などは、ハクビシンの被害で困っている方もいるようです。
ハクビシンは食肉目ジャコウネコ科ハクビジン属で、雑食のようです。日本全国で生息が確認されており、移入時期がはっきりとしていないため、在来種とも外来種ともいえないようです。
ハクビシンは凶暴な面もあり、感染症を媒介している可能性もあるので素手などで触ってケガをしないように注意が必要です。
コメント