海外の保護動物対策と日本の野良ネコ・野良イヌの推移

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海外でのペットに関する法律

アメリカのカルフォルニア州で、ペットショップなどでは保護された犬・猫・ウサギなどしかお店に置いて販売する事が出来ないという法律が間もなく成立しそうとの事です。

現状では、一時保護施設でのスペースが無く殺処分になる事もあり、保護された動物の3分の1は生きてでてこられない為に、この法案を成立させようとしています。

法案が成立すれば、ペットはペットショップで保護された動物を購入するか、ブリーダーから直接購入する事になるとの事です。

ただ、多くの動物愛護団体は、ブリーダーから購入することは反対しているそうです。ブリーダー側からは、純血種の繁殖の為に必要だとして、ブリーダーを葬り去ろうとする陰謀だといっているそうです。

ニイニイ
ロサンゼルス市議会では、2016年に保護動物以外のペット販売を永久に禁止しているそうです。

日本の状況

日本の場合、犬・猫などの負傷した動物の収容状況ですが、平成28年は犬や猫は合計で11万匹捕獲されているようですが、半分の数は譲渡や返還されているようです。

環境省の28年度の資料を参照

引取り・捕獲数 返還・譲渡・処分数
飼い主から 所有者不明 合計 返還 譲渡 殺処分
4,663 36,512 41,175 12,902 22,096 10,424
11,061 61,563 72,624 325 43,403 45,574
合計 15,724 98,075 113,799 13,227 65,499 55,998

※殺処分数には保管中での病気等や自然死が含まれています。

転勤などで引っ越し先でペットを飼えないなどで持ってこられる方もいるようです。

ニイニイ
圧倒的に猫が多いようですね。

 

ここ10年での数値の推移

年度
引取・捕獲数 殺処分数 引取・捕獲数 殺処分数
平成19年度 129,937 98,556 206,412 200,760
平成20年度 113,488 82,464 201,619 193,748
平成21年度 93,807 64,061 177,785 165,771
平成22年度 85,166 51,964 164,308 152,729
平成23年度 77,805 43,606 143,195 131,136
平成24年度 71,643 38,447 137,745 123,400
平成25年度 60,811 28,570 115,484 99,671
平成26年度 53,173 21,593 97,922 79,745
平成27年度 46,649 15,811 90,075 67,091
平成28年度 41,175 10,424 72,624 45,574
ナナ
捕獲数も殺処分数も年々減っているようだね。

日本の場合は、犬も猫も引取りや捕獲された数は年々減少しているので、殺処分数も減少しているようです。

海外の州とは違って法案が必要になる事はなさそうです。

高齢の方などは、今まで飼っていたペットが亡くなってしまった場合、新しいペットを死ぬまで面倒見れるか心配なので、飼う事をあきらめている方がいると聞きます。

そういえば、私の住んでいる地域では野良犬はほとんど見なくなりました。

ヒヨリ
野良熊や野良イノシシの話題はニュースで見るね!

犬の殺処分の多い都道府県

平成28年度で県別の統計です。

順位 自治体名 引取・捕獲 殺処分
1位 香川県 2,040 1,573
2位 愛媛県 921 761
3位 栃木県 1,576 583
4位 沖縄県 1,561 565
5位 徳島県 1,045 551
6位 長崎県 905 512
7位 福岡県 1,034 352
45位 新潟県 248 7
46位 福井県 150 6
47位 東京都 359 5

ちなみに広島県は25位で引取・捕獲数が1,570匹で、殺処分数は95匹です。

はるか昔は、ドーベルマンとかシェパードとか、番犬って感じの犬をよくみかけましたが、最近は、ほぼ見ませんね。

運動させないと体によくないので、飼い主が自転車にのって犬を走らせていたのを覚えています。

ヒヨリ
あ~、チャウチャウ犬がなつかしい。

猫の殺処分の多い都道府県

順位 自治体名 引取・捕獲 殺処分
1位 福島県 2,391 2,057
2位 愛媛県 1,708 1,620
3位 茨城県 2,129 1,600
4位 群馬県 1,728 1,567
5位 和歌山県 1,628 1,558
6位 宮城県 2,199 1,483
7位 兵庫県 1,635 1,431
45位 栃木県 197 57
46位 神奈川県 661 29
47位 岡山県 171 17

ちなみに広島県は40位で引取・捕獲数が924匹で、殺処分数は291匹です。

ナナ
捕獲されても、譲渡や引き取られるとたすかるね。
ニイニイ
毎年変動するでしょうから参考程度の順位ですね。

 

行政が管理している動物愛護センターの他に、今は、猫カフェなどで、保護猫の譲渡をしている所もあるので、猫を飼うのを検討する時は、行ってみるのもいいですね。

場所によっては、先住猫がいる場合などは、相性を見る為に2週間程のトライアル期間を用意している所もあるそうです。

海外でも猫カフェは人気のようで、譲渡型の猫カフェがあるという話も聞きます。

ヒヨリ
僕も海外に行ったら人気者になれるかな~

 

コメント

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