3月から11月までまだまだマダニに注意が必要

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日本紅斑熱の患者が静岡県内で9月中旬以降3人確認され、そのうち1人が9月25日にマダニ感染症で死亡していた事を発表し、野山や草むらに入る時は長袖長ズボン着用して注意を呼び掛けています。

マダニが活発な時期

3月~11月にかけて活動が活発になりますが、冬季も活動する種類がいるようです。

マダニが媒介する感染症

日本紅斑熱・Q熱・ライム病・ボレリア症・野兎病・SFTS・ダニ媒介脳炎・キャサヌル森林病・クリミア・コンゴ出血熱などがマダニが媒介する感染症の種類です。

ウイルスの潜伏期間はマダニに咬まれてから6日~2週間とされています。

人から人へは感染はしませんが、重症化すると多臓器不全などを起こして死に至る可能性があります。

SFTSの症状としては、発熱、吐き気、嘔吐、腹痛、下痢、下血などがあり、ときに腹痛、筋肉痛、神経症状、リンパ節腫脹、出血症状などが伴うようです。

ニイニイ
SFTS患者は5月~8月に多く発症しているようです。

マダニ対策

長袖、長ズボンを着用して、虫よけ剤を利用する。

市販の虫よけ剤には、ディートやイカリジンの成分の入ったものが有効です。有効成分の含有率が高いものが効果が高くなっています。

含有率 分類 効力持続時間 注意事項
ディート 5~10% 防除用医薬部外品 1~2時間 6カ月未満児は使用禁止
12% 防除用医薬品 約3時間
イカリジン 5% 防除用医薬部外品 6時間

海外では含有率が高い製品がありますが、日本では上記の含有率が最高濃度になっています。海外でスーパーやホテルで売られているディートの30%含有率の製品は12歳未満は使用禁止となっているので注意が必要です。

効力持続時間があるので、こまめに付着させる必要性があるようです。

ニイニイ
尚、ディートのスプレータイプを空中に噴霧させても、虫よけ効果は得られないそうです。

マダニの特徴

マダニは、幼ダニ、若ダニ、成ダニの各ステージで1回ずつ、生涯で3回吸血します。

人・野ネズミ・野ウサギ・シカ・イノシシ・ねこ・犬などに吸血します。

民家の裏山や畑、あぜ道、最近では公園にも生息している可能性があります。

ヒヨリ
野生の動物が餌を求めて町に降りてくるから公園などにもいるようだね。

 


 


ご家庭で飼っている猫でダニが好む場所

人間が服にノミやダニをつけて室内に持ち込み、ペットに感染する可能性もあります。

猫の場合、ダニは主に耳や顔、体につきます。なかでも耳ダニは免疫力が低い子猫への感染率が高いようです。

耳の中に黒い耳あかなどのダニの糞や死骸の有無や、顔まわりの異常、体にフケや湿疹がないか確認しましょう。

猫の耳に寄生するミミヒゼンダニという種類の場合は、皮膚を掘り進んだり、血を吸ったりはしませんが、皮膚の表面を動き回るので強いかゆみが起こります。

頭をしきりに振るしぐさや耳をかゆがったりしている場合は、ミミヒゼンダニの感染を疑います。ほおっておくと、平衡障害、旋回運動、首が傾き顔が回しにくくなる斜頸などの症状が起こります。

ただし、ミミヒゼンダニは、人間の皮膚につくことはないようです。

ニイニイ
ダニがいた場合は、ダニの種類で治療法も異なるので、動物病院で駆除してもらいましょう。

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