種がない果物。とても食べやすいのですが、種の存続がどうなっているのか不思議ですね。
こちらは種無しの紀の川柿の製品で、真空パックに入っており呼吸出来ないからか、冷蔵庫に入れておくと長持ちします。
そして気が付くと・・・・・触るとフニャフニャになってしまった柿となっています。
そんな状態の柿をヒヨリさんに見せてみましたが・・・・
何の臭いもしないので、そっぽを向いて立ち去ってしまいました。
種の無い柿
こちらは「紀の川」という品種の柿です。
種がまったくありません・・・・・不思議ですよね。
一般的な果物の場合は、花が咲いて受粉できていない果実は実が育つ前に落下したり、肥大しない事が多いようです。
受粉出来ていると種があり、出来ていないと種が入ってないようですね。
そして柿の場合は、受粉してなくても実が大きく育つ品種があるようですよ。
次郎という品種の柿
「次郎」という柿は受粉しなくても実が大きく育ちます。
その為、実の中に種が入っていない品種となっています。
江戸時代末期から栽培されており、四角張った形が特徴の柿です。
平核無(ひらたねなし)という品種の柿
「平核無(ひらたねなし)」という品種の柿は受粉しても植物ホルモンの影響で実が大きくなる過程で胚が育たなくて種が形成されないようになっています。
別名、「庄内柿」「八珍」「おけさ柿」などと呼ばれています。
「刀根早生(とねわせ)」という品種は「平核無」の突然変異で早めに収穫できる柿となっています。
「紀の川」という品種は和歌山県の紀の川沿いで栽培された「平核無」で、黒砂糖をまぶしたような茶色の果肉をしています。
同じように種が形成されない果物に、「温州みかん」や「バナナ」「イチジク」などがありますよ。
柿の黒い斑点
柿を切った時に見える黒い斑点のようなものがあります。
こちらは渋みのもとのタンニンが固まったものになります。
水に溶けにくい性質なので、食べても渋みを感じなくなります。
尚、タンニンにはアルコール分解作用があり二日酔いに効果的なので、忘年会シーズンには役立ちそうですね。
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