ノミ取り用のコームのお話です。
もしもの時に備えて、1本は用意しておいて損はないと感じます。
猫にノミがついてしまう要因
ノミが活発になるのは、5月から10月頃になるので、外へ外出自由にしている猫さんは特に注意が必要になりますね。
室内飼いの場合でも、ベランダにおいてあるプランターの土をさわっていたりしてノミが付いてしまう事もあるそうですよ。
それに、人間が外で動物にふれたりした時に、衣類や持ち物にくっついてノミを家に持ち帰るケースもあるんだそうです。
まれーに、動物病院にペットを連れて行った時に、ノミをもらってくる事もあったりとかなかったりとか。
早期発見が重要
ノミは繁殖力が非常に強いので、1匹でも見つけたらすぐに退治する事が重要です。
猫が自分の体をなめている時に、体を噛むようなしぐさを混ぜながら一部分を集中的になめていると、ノミが付いている可能性がありますよ。
我が家の猫は手を背中にあててから、頑張って口を背中方面にもっていって舐めていました。
今まで見たことのない不思議な動作を見かけたら、舐めている場所をノミ取りコームを利用して毛をとかしてみることをお勧めします。
ノミがいた場合はノミの糞である黒い小さな粒が取れるといわれています。
コームに黒い砂粒がとれたら、ぬらしたテッシュの上に黒い砂粒を置き、数分後に赤黒い色がしみだして来たらノミの糞になります。
私の猫の場合は糞の発見の前に、猫が頻繁に舐めていた部分の被毛をめくってみると、1ミリ程度の黒いノミが毛の間を逃げていく姿を発見しました。
ノミ取りコームについて
ノミ取り用のコームは色が黒っぽくないほうが便利だと感じました。
私は急いでいたので近所のペットショップで購入したのですが、茶色のコームしかありませんでした。
取り外しできるように、透明のプラスチック製のケースがついています。
ノミは黒いので、ノミを捕獲してもベースが茶色だと少々見えにくくなってしまうので、明るい色のコームがあれば分かりやすいようです。
ケースは捕獲した時に逃げられないようにする為に、あった方が安心できます。
又、普通にブラッシングするのも有効に利用できました。
ケースをはずすとこうなります。
ブラッシングだけなら、ケースは無い方がやりやすいようですね。
コームでノミを捕獲した時の対処方法
私がコームで捕まえた時、コームのクシの間にノミが挟まっている状態がほとんどでした。
洗面器などに水を入れて、台所用洗剤(ママレモンなど)を2~3滴たらした物を用意して、その中にノミを落とすと、すぐに動かなくなって沈んでいきました。
台所洗剤ってすごいですね。
血を吸っていると、赤い色も多少にじんでいました。
小さな昆虫などには台所用洗剤は強力に効くようですよ。
夏に小さなコバエなどがいた場合も、コップに水をいれて、台所洗剤を2~3滴たらしてコバエが発生した場所に置いておくと、中に沈んで駆除できたりします。
フロントラインについて
ノミ用の薬は1回利用すると次の使用は1カ月後にしてくださいと書かれている場合があるので、市販でよく分からない薬を利用するよりも動物病院でノミ取り薬を投与していただいほうがよいかもしれません。
フロントラインプラスの場合はノミに対しては1~1.5カ月、マダニに対しては3週間ほどの寄生防御の効果があり、ノミの卵、幼虫、成虫、全ての育成ステージを最大6週間阻害する作用があるようですよ。
自分で投与する場合は、しっかりと猫の皮膚に密着させた状態で、猫の首の上部分に投与します。
猫の顔はとてもよく回り後ろをむいて舐める事ができるので、首の下の方に投与すると、薬を付着した部分を舐めてしまうことがあります。
又、しっかりと皮膚に密着させて投与しないと、毛にしみて下のほうに流れてきて、猫が舐めてしまう可能性があるので注意が必要ですね。
ノミについて
ノミが活発になるのは、5月から10月頃になります。
ノミの卵は夏なら2日、春なら数日で孵化(ふか)します。ただし、冬でも室内は暖房で暖かいので繁殖がすすんでいる可能性もあると言われています。
ノミは孵化しても、猫に寄生しないと、数時間しか生きられないそうです。
ノミのライフサイクル
①ノミの卵の平均寿命は2週間程で、ノミの雌は猫が行動する場所や猫の体に1日30個ほど産卵します。
②卵から孵化した幼虫は周辺のごみや糞を食べて10日ほどでサナギになります。
③サナギは約2週間で成虫になります。温度が低いとサナギのまま越冬して、最長で50週までいきのびます。
④猫が近づくとサナギから成虫のノミが飛び出し猫に寄生します。
まとめ
ノミやダニは高音多湿を好み、特に梅雨~夏に活発に繁殖します。
ノミを駆除して薬を投与した後は、卵やサナギが残っている可能性があるので、しっかりと部屋を掃除する必要があります。
掃除機のごみの中にノミやダニの卵が生きている可能性もあるので、殺虫剤を入れたり吸い込んだりして対処するか、密閉状態にしてこまめにごみの中を捨てるなどの対策が必要です。
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