イエネコについて
いま飼ってい猫にはちゃんと、正式な分類名称があるそうです。
よく聞く名前なので、あまり感動はないのですが、
「イエネコ」という名前で分類されるとの事です。
食肉目ネコ科ネコ属のイエネコとなり、通称「ねこ」と呼ばれるそうです。
その為、猫の起源順であらわすと
約6500万年前~4800万年前のミアキス
肉食獣で熊・犬・ハイエナ・猫の共通祖先と考えられています。
↓
約3000万年前~2500万年前のプロアイルルス
体重約10kgで長いしっぽと鋭利な爪を持っていました。
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約2000万年前~1000万年前のプセウダエルルス
大陸に広く分布したネコ科動物の祖先と言われています。
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約13万年前のリビアヤマネコ
現在もアフリカや東南アジアの一部地方に住んでいます。
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現代のイエネコ
という順になるそうです。
もう少し、違った名前にしてくれると、「へ~そうなんだ~」と思うのですが・・・・。
そして、家で飼っている猫でも、外で一生を過ごす野良猫でも学術的には「イエネコ」というのが正式名称となっています。
定義としては、人間によって家畜化されたネコ科の小型哺乳類を「イエネコ」と呼ぶそうです。
つまり、リビアヤマネコを家畜化して生まれたイエネコという種が日本に伝来したので、現在屋外で生活している野良猫でも、イエネコという種になるようです。
「リビアヤマネコ」が家畜化された理由
リビアヤマネコは野ねずみや野鳥などの小動物を狩るために優れた身体能力を持っており、何者にも服従しない獰猛な生き物だったそうです。
今から約9500年前にメソポタミア地域で文明が栄え始めた為に、リビアヤマネコの生活圏も激化して縄張りを追いやられる個体が現れはじめました。
そして、餌を求めて人間のいる場所に顔をだすようになります。
その頃、古代エジプトに流れるナイル川の周辺は巨大な穀物地帯でした。
その為野ねずみによる被害に苦しんでいたようです。
そこに現れた野ねずみを好物とするリビアヤマネコをエジプト人が保護して、人に飼育されることに適応した個体を家畜化して繁殖させたのが「イエネコ」となりました。
その後、疫病をもたらすネズミの駆除や貿易商人の船で食料をネズミから守る為に同乗させるようになり、紀元前後にはヨーロッパ全土に広がり、10世紀頃に日本へも伝来されました。
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