ヒヨリ
どうしましたニイニイさん。変な格好して何をみているんですか?
ニイニイ
これが、さいきん、流行っているらしいですよ。
ヒヨリ
最近? なんか気持ち悪い画像ですね。・・・!!
尾も白い・・おもしろ~い画像ですよ!
尾も白い・・おもしろ~い画像ですよ!
ニイニイ
・・・・・
ヒヨリ
で、何なんですか?このくねくねとした白い物体は?
ニイニイ
アニサキスというらしいですよ。
ヒヨリ
覚えにくい名前ですね。
ニイニイ
生の魚介類に付着する寄生虫で、刺身など生で食べてしまった場合は胃に激痛が走るそうですよ。
ヒヨリ
えっ、大変だね。僕のまぐろの缶詰めは大丈夫なのかな~。
ニイニイ
最近あった話では、埼玉県の魚介類販売店でキンメダイの刺身を購入して午後7時半頃おいしく食べたそうです。その後、深夜午前2時頃から胃痛が始まり、翌日病院で診察して内視鏡検査したところ胃から虫体1匹摘出したそうですよ。保健所が調査した結果アニサキスと判明したそうです。
ヒヨリ
大変だね。長文で読むのも疲れたよ。
ニイニイ
販売店は、食品衛生法に基づき2日間の営業停止処分になったそうですよ。
ヒヨリ
えっ!大変だね。でも、販売店が悪いのかな~?寄生虫でしょ。
ニイニイ
厚生労働省の統計では、食中毒の原因物質でノロウイルス・カンピロバクターに次ぐ第3位にアニサキスがランクインしているそうですよ。
ヒヨリ
食中毒なの? 寄生虫でしょ。
ニイニイ
アニサキス幼虫が寄生している魚を生で食べると、幼虫が胃壁や腸壁に刺入れしてアニサキス症という食中毒を引き起こすので、食中毒の分類なのでしょうかね。
ヒヨリ
理不尽だね。
ニイニイ
アジ・サバ・カツオ・イワシ・イカ・サケ・サンマなどの内臓に寄生している事があるそうですよ。
ヒヨリ
僕の2番目に好きなカツオにもいる可能性があるのか~!
ニイニイ
魚介類が死ぬと筋肉部分に移って、虫体は長さ2~3センチで幅0.5~1ミリ程度で白色の太い糸のような形状のようです。
ヒヨリ
何気に大きいですね。でも、イカについていても分かりずらいね。
ニイニイ
内閣府食品安全委員会のまとめでは、アニサキスが検出される魚は、サバ類が一番多いそうですよ。
ヒヨリ
何か対策はないのかい?
アニサキス予防方法
●加熱した場合、60℃では1分・70℃以上では瞬時に死滅するそうです。
●マイナス20℃で24時間以上冷凍すると感染症が失われます。
●魚を丸ごと購入した場合は、速やかに内臓を取り除いて食べないでください。
●最後は目視で確認して、幼虫を除去してください。
ニイニイ
アニサキスの食中毒届出患者数は、年間でいえば6月と7月が一番多いそうですよ。
ヒヨリ
なるほど、なるほど。
ニイニイ
あと、ショウガには生魚の殺菌の増殖を抑える効果があって、アニサキスを殺すほどの強い殺菌作用があるそうですよ。
ヒヨリ
えっ!ガリってショウガだよね。お寿司の横にちょこんと乗っているのにそんな効果があったんだ。これからは食べるようにしよ~っと。
ニイニイ
それよりも、アニサキス発見装置というものがあるそうですよ。
ヒヨリ
それは便利だね。テレレッテレ~!
ニイニイ
計量器大手のイシダが2015年に小売店向けにアニサキス検査装置「アイ・スペクター」を販売しているそうですよ。この度、水産加工場向けの検査装置を7月中に発売予定との事ですよ。
ヒヨリ
どうやって判別できるのかな?
ニイニイ
ベルトコンベヤーに載った魚の切り身にアニサキスが光る特定の紫外線のライトを当てて光らせて判別する事ができるようですよ。
ヒヨリ
すごいね。でも、高そうだね。
ニイニイ
価格は600万程度らしいですよ。
ヒヨリ
う~ん、基準が分からないから、安いか高いか分からないね。
ニイニイ
日本製だから、海外製に比べると精度が高く、幅広い魚介類を検査できるそうですよ。
ヒヨリ
なるほど、これがあったら営業停止にはならないようだね。
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