ロイヤルカナンpH0のフードを健康な猫が食べ続けた場合の体調変化

pH0体調変化

我が家の猫が喜んで食べるので深く考えずにロイヤルカナンのpHコントロール0(食事療法食)を与えていました。

半年ほどモリモリ食べていた猫さんですが、pH0は療法としての成分が強くて健康な猫は継続して与えない方がよいという事を知りました。

そこで健康な老猫がPH0のフードを食べ続けた場合の体調の変化を書いています。

尚pH0と他のフードを6:4程度に混ぜて半年ほど与えていた場合の我が家の猫さんは、現在もいつもと変わらずとっても元気ですね。

ロイヤルカナンのpHコントロール0を与えるようになった経由

ロイヤルカナンpH0

昨年友人が病院に入院するとの事で、飼っていた猫を1か月ほど預かりました。

 

その時に、「餌はこれを与えてね!」

と言われて、ロイヤルカナンのpHコントロール0(ゼロ)のドライフード2kgを1袋預かりました。

 

最初は我が家の猫が食べていた餌とpHコントロール0の餌とで分けてお皿に入れて与えていました。

数日経過して気が付いた事は、我が家の猫さんはpHコントロール0のドライフードの餌を好んで食べているようです。

臭いはそれほど強くなかったので味が美味しかったのか、今まで食べていた餌には見向きもしなくなりました。

 

喜んで食べていたので、預かっていた猫を返した後もpHコントロール0のフードを通販で購入して、今まで与えていたフードと混ぜて与えるようになりました。

 

猫用食事療法食

pHコントロール0のフードを与えるようになって半年後の事です。

インターネットで注文する時に、pH0・pH1・pH2の3種類の数値のフードがあるのでどんな違いがあるのかググってみました。

 

するとその中に

「猫用食事療法食でpH0は長期にわたって与え続けるのは腎臓の負担になるよ」
「pH0・1・2の中ではpH0が1番効き目が強いよ」

・・・などの驚きの情報が!

 

普通に通販で購入できるので深く考えず与えていたのですが、pHコントロール0のパッケージを見てみると「獣医師の診察と指導が必要な製品」と書かれていました。

お薬的な餌だったのですか?

これは、ロイヤルカナンのpHコントロールについて調べてみる必要がありそうです。

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ロイヤルカナンのpHコントロールの成分と違い

キャットフード

ロイヤルカナンのpHコントロール0と1と2はすべて、下部尿路疾患(ストルバイト結石症やシュウ酸カルシウム結石症)の猫用にマグネシウムやミネラル成分を調整した食事療法食となっているようです。

100gあたりの成分表示をロイヤルカナンのpHコントロール0・1・2と参考に同じロイヤルカナンの高齢猫用のエイジング12+と人気のあるモグニャンの数値も表にしてみました。

pH0pH1pH212+モグ
タンパク質35.8g32.9g32.9g28.0g30.0g
リン0.93g0.72g0.81g0.60g0.53g
マグネシウム0.05g0.06g0.06g0.06g0.12g
カリウム1.04g1.13g1.00g0.70g0.80g
ナトリウム1.35g1.23g1.23g0.30g0.30g

ロイヤルカナンのphコントロール0が弱酸性にする力が強くて、1・2になるほどに弱くなるとの事ですが、栄養成分的にはあまり違いがわかりませんね。

 

pH0・1・2の作用の大きな違い

ストルバイト結石は尿中が弱酸性だと溶ける性質があるのでpHシリーズは尿を酸性にする働きがあります。

pHコントロール0は溶解作用が1番強く、緊急性を要する場合などに利用。

pHコントロール1も溶解作用があるのですが長期使用は医師と相談が必要。

pHコントロール2は溶解作用はなく維持食として利用。

 

マグネシウム成分量について

ストルバイト結石の正式名称はリン酸アンモニウムマグネシウムといって、マグネシウムの成分を過剰に摂取するとストルバイトができやすい状況となります。

その為に、pHコントロールはマグネシウム成分量が少なくなっているようですね。

ただ、マグネシウムを控えすぎると今度はシュウ酸カルシウム結石が出来やすくなるそうです。

 

pHコントロールの塩分量

通常のフードと比較して、pHシリーズはカリウムとナトリウムの成分が高くなっています。

ナトリウムは体に水分をため込む働きがあり、カリウムは体にため込んだ水分を取り除く働きをしています。

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つまり、ナトリウムを多く含んでいるので喉が渇き水をたくさん飲むようになり、カリウムの働きで尿を排出する量が増加するようですね。

 

気になる情報

pHコントロールはナトリウムの成分が多いので塩分を分解処理をするのに腎臓や心臓にも負担がかかるようです。

便秘に注意

たくさん水を飲むことで尿の量が増えますが、水分を尿で排出しすぎて便が硬くなり便秘ぎみになる猫さんもいるようです。

毎日の便のチェックは必要のようですね。

 

猫の体型の注意点

太りすぎた猫さんはあまり動かなくなります。

その結果、じっとしているので水を飲む量も減ります。

動かないので、おしっこに行く回数も減ります。

おしっこがずっと膀胱に溜まった状態になるとおしっこ内の濃度が濃くなり結石が出来やすくなるようです。

・・・・・我が家の猫さんはお年寄りなので、あまり動かないんですよね~。

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pHコントロール0を健康な猫が半年食べ続けた時の体調変化

半年食べていたのですが、今でも普通に元気な状態ですね。

12歳の老猫さんなので、加齢による影響なのか判別できないのですが、大きく目立った体調の変化は4つほどありました。

水を多飲するようになる

ロイヤルカナンのPHコントロールは塩分(ナトリウム)が多くて喉が渇くので水をたくさん飲むという事がわかって、振り返ってみると、たしかに水をガブガブ飲むようになったように感じます。

なんといっても、ガブガブと音が聞こえていますよ。

食べた餌を吐く可能性がある

今まで餌を吐いた事のない猫さんでしが、pH0を与えて半年の間に3回ほど吐いています。

いつもどおりにお腹いっぱいに餌を食べて、いつも以上に水をのむので胃袋がパンパンになります。

次に水分を含んだ餌が胃袋の中で膨張するので、胃袋が圧迫されて吐いてしまうようですね。

おしっこの量が増える

我が家はシステムトイレで1週間で取り換える尿取りシートを使用しているのですが、交換の時は尿取りシートがパンパンになるほどおしっこをするようになりました。

12歳の高齢になったので尿が増えたのかな?と思っていたのですが、フードによる影響だったのかもしれませんね。

・・・・尿で水分をたくさん出したのか、ちょっと体重が減ったような気がします。

便秘気味になる

便秘ではないのですが、干からびたような硬いうんちをするようになりました。

その影響なのか、多少便秘気味になっていたような気がします。

 

まとめ

ロイヤルカナンのPHコントロールは動物病院の医師と相談の上使用しなければいけない製品のようですね。

私のように何も分からずに購入して与える人はいないと思いますが、早めに食事療法食の内容を知る事が出来て良かったと感じています。

そして、体調の大きな変化としては4つでした。

  • 水をたくさん飲むようになる
  • 食べたフードを吐く可能性が高くなる
  • フンの水分量が減って硬くなり便秘気味になる
  • 体重が減る?

それ以外の変化は見当たらなくて、我が家の老猫さんの場合は半年食べ続けても元気でしたよ。

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他の餌と混ぜて与えていたので療法作用が多少押さえられていたのかもしれませんね。

 

尿のpH数値を計測予定

pHコントロール0のフードを半年ほど食べた我が家の猫さんのph数値が心配なので、ロールphチェッカーなるものをポチってみました。

安いのは200円程度で色々な製品があったのですが、5.5・5.8・6.0・6.2・6.4・6.6・6.8・7.0・7.2・7.4・7.6・8.0と細かい数値まで計測できるのでこちらを選びました。

猫の尿につけると色が変わりその色でpH数値がわかるようです。

メール便でポストに投入される予定ですが、ポチってから1週間後くらいの発送になりそうとの事でした。

猫のpH数値は6.5程度の弱酸性が正常値で、ph7以上はアルカリ性となりストルバイト結石が出来やすい状況で、pH6以下は酸性となりシュウ酸カルシウム結石がつくられやすい状況のようです。

商品が届くのを楽しみにしております。

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